介護職にとって働きやすい職場の特徴とは？選び方のポイントを押さえておこう！

介護の仕事をしている人は、今よりももっと働きやすい職場で仕事がしたいと感じることがあるのではないでしょうか。働きやすい職場といっても、ひとり一人求めることは違うでしょう。この記事では、介護職にとって働きやすいといえる職場の条件や、よい職場の選び方のポイントをまとめておきます。

介護職が活躍する主な介護施設の種類

介護士の資格を活かして活躍できる職場は、さまざまな場所があります。まずは、どのような職場で介護の仕事ができるのか知っておきましょう。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、介護付き、住宅型、健康型などの種類があります。高齢者が安心して生活できるように介護サービスや生活支援サービスなどを行います。資格保有者が多く働いている場所で、介護職員初任者研修以上の資格を保有していることで、仕事の幅が広がります。

特別養護老人ホーム

地方公共団体や、社会福祉法人などが運営している公的施設です。利用条件が決められているので、誰でも入居できる施設ではありません。入居待ちも多く出ています。未経験者も働くことができる施設が多く、経験を積みやすくなっています。

介護老人保健施設

自宅で生活できるようにリハビリなども行う施設です。医療機関と連携している施設も多く、そのような施設は看護師が常駐しています。利用者の入れ替わりが激しい施設です。

デイサービス

施設に利用者が通い、リハビリやレクリエーションを行います。未経験者も働きやすい環境で、夜勤もないので夜勤ができない人にもおすすめです。ただし、宿泊サービスを行っている施設の場合は夜勤が発生します。

グループホーム

要支援2や要介護1以上の方に限定して利用できる施設です。利用者の人数が少なめの施設で、アットホームな雰囲気があります。介護だけでなく、料理や洗濯などの日常生活のサポートも行います。

サービス付き高齢者住宅

高齢者向けの賃貸住宅で、介護が必ず発生する場所ではありません。介護の資格を持っていると活かせる場面はあるでしょう。ほとんどの入居者の方が自立して生活できる状態です。

訪問介護

利用者の自宅を訪れて介護するのが訪問介護です。生活をサポートする業務が多く、ケアプランや介護計画に基づいて業務を行います。

介護職にとって働きやすい職場の特徴

介護職にとって働きやすい職場とはどのような職場なのでしょうか。働きやすい職場の条件をまとめておきます。

福利厚生が充実している

働きやすい職場は、福利厚生が充実しています。従業員をしっかりサポートしてくれるので、快適に仕事ができます。たとえば、有給休暇をきちんと取得できる、ボーナスや交通費の支給がある、定期的な昇給がある、育児休暇を利用できるなどがあるでしょう。福利厚生が充実していると長く働きやすくなります。

人員配置に余裕がある

働きやすく従業員が定着している職場は、余裕のある人員配置をしています。人手不足に悩むことがないように人員を配置しているので、仕事がまわらずイライラしてしまうことも減るのです。利用者に対して介護士が少ないと、ひとりにかかる業務負担は増えてしまうので、精神的にも肉体的にも疲れがたまるでしょう。

人間関係がよい

働きやすい職場は、人間関係が良好です。きちんと報連相できている、相談しやすい、話しかけやすい、分からないことを質問しやすい、ということがあげられます。ありがとうとお互い声を掛け合って仕事ができればよいですが、悪口や陰口が多いと、仕事に行くのもつらくなってしまいます。

研修体制が整っているか

経験があっても、施設により職場での決まりは異なります。きちんとした研修制度があれば安心して働くことができるでしょう。

勤務時間が固定されている

残業が多い職場やシフト制の職場は、働く時間が変動しやすく、仕事を続けるのが辛いと感じてしまいやすいです。勤務時間が大きく変動しない職場を探しましょう。

自分にぴったりの職場を見つけるためには？

自分にぴったりの職場を見つけたい場合、どのようにすれば見つかるのでしょうか。

条件を決める

まずは、自分が譲れない条件を書き出してください。この条件だけは譲れないということを決めておかなければ、条件に合う職場を見つけることができません。条件がたくさんある場合は、優先順位も決めましょう。

転職エージェントの力を借りる

転職先を探す場合、働きながら探すことになります。新しい職場が決まるまで、今の仕事は続けておきましょう。働きながら転職活動をする際に役立つのが、転職エージェントです。よい転職先の情報を紹介してもらうことができるので、自分ひとりで探すよりもスピーディーです。

まとめ

介護職にとって働きやすい職場の特徴をお伝えしました。介護の仕事は、人手不足が続いているのでどの職場でも、少しでもよい職場環境になるように工夫はされています。しかし、なかなか改善されていない職場もあるのです。もし今の職場が辛いなら、ほかの職場を探してみましょう。自分に合う職場が見つかれば、安心して長く働くことができます。