介護職に向いている人と向かない人の違いについて解説!
介護職への転職を検討している方は、自分が介護職に向いているのか知りたいと思っていることでしょう。介護の仕事は、身体的にも肉体的にもつらいことが多い仕事といわれているので、適正がなければ難しいかなと感じてしまいますね。この記事では、介護の仕事に向いている人と向いていない人についてまとめています。
介護職に向いている人の性格の特徴
介護の仕事に向いている人の性格の特徴から見ておきましょう。
思いやりやホスピタリティのある人
介護の仕事は、利用者の生活の質を向上させることを目的にしています。そのため、質の高いサービスを提供しなければいけないのです。質の高いサービスというのは、思いやりの心で利用者に接できているかということが重視されます。介護のレベルが高くても「してやっている」というような気持ちがこもってない介護の場合、利用者に満足してもらうことはできません。相手の気持ちに寄り添うことができる介護サービスが求められているのです。
小さなことに気が付き気配りできる人
介護の仕事では、利用者の小さな変化にも気がついて声掛けできる、対応できるということが求められます。心身の変化に敏感に気が付くことができると、万が一の事態も早く気が付くことができるのです。中には、気付くことで一命をとりとめるというような事態もあり得ます。
人と接することや話すことが好きな人
介護の仕事は、利用者だけでなく利用者のご家族や病院、一緒に働くスタッフなど人との関りが多い仕事です。コミュニケーションを取ることや、接客が苦手な場合は向いていないでしょう。接客が好き、人と話すのが好きという人なら向いています。
明るく前向きな人
介護の仕事は、ストレスもたまりやすくなってしまうものです。思うようにいかないことも多いでしょう。しかし、明るく前向きな人は、ストレスを抱え込んでしまうことも少なく、職場の雰囲気も明るくしてくれるパワーがあります。そのような人は、介護の仕事に向いているでしょう。
介護の仕事に適正年齢はある?
介護の仕事には、適正年齢はあるのでしょうか。社会人経験を積んでから、介護職に転職することを考えている場合、年齢的に大丈夫なのかという心配は出てきてしまうでしょう。一般的に35歳が転職しやすい年齢のピークといわれていますが、それを過ぎても介護の仕事は関係ありません。年齢制限がない職場ともいえます。ただし、体力は必要な仕事なので、体力的に大変と感じることは増えるかもしれません。
介護職の平均年齢は?
公益財団法人介護労働安定センターが令和2年に調査を行ったところ、2020年10月1日の時点で介護職の平均年齢は47.5歳という結果だったそうです。このことから、介護の現場は、年配の方が活躍していることが分かります。慢性的な人材不足が続く仕事ですが、年齢を重ねていることがプラスになることも多いです。たとえば、年齢を重ねていることで、利用者の家族と年齢が近いことから、話しやすい、相談しやすいと思ってもらいやすいのです。信頼できる、安心感があると言われることが増えるかもしれません。
幅広い年齢が働く現場の方がうまくいく?
介護の仕事を始めたばかりの20代、子育てしながら働く30代、転職してきた40代、家族の介護もしている50代と幅広い年代がそろうことで、苦手な分野を任せながらフォローしあって仕事ができるというメリットもあります。アットホームな雰囲気のある職場は、年代が幅広いことが多いのです。
逆に介護職に向かない人の特徴とは?
介護の仕事に向いていない人はどのような特徴があるのでしょうか。向いていない人の特徴もまとめておきます。
自分中心で動きたい人
介護の仕事は、利用者のことを考えて動かなければいけません。また、看護師やケアマネージャーなどさまざまな人との関りがあり業務が成り立ちます。そのため、自分だけの気持ちで動こうとする人には向いていません。
潔癖症の人
介護の仕事では、身体介助も行います。潔癖症の方の場合、排せつ介助ができない可能性があるので向いていません。嫌だなと思いながら介助をしていると、相手にもそれが伝わってしまうのです。
仕事を丁寧に行えない人
仕事を丁寧に行えない人は、介護職に向いていません。介護の仕事は、利用者に丁寧に対応しないことで、命の危険に関係してしまうこともあるのです。そのため、きちんとまわりを見ることができて、丁寧に仕事ができる人が求められています。
まとめ
介護の仕事に向いている人と向いていない人の特徴をお伝えしました。介護の仕事に就きたい、介護の仕事に興味があるという人は、おそらく向いている人の要素を持っている方だと思います。もしすべての要素を満たしていないとしても、介護の仕事ができないわけではありません。まずは、どのように介護の仕事で活躍したいのかをしっかりと決めておきましょう。