介護職の準夜勤とは?役割や仕事内容、勤務スケジュールを解説

公開日:2024/02/15  最終更新日:2023/09/29

介護職の仕事を探す際に準夜勤という働き方を見かけます。働きはじめてから戸惑ってしまったり、自分の考えている働き方と違うとなったりしないよう、あらかじめ準夜勤という働き方について知っておく必要があります。この記事では、どんなことをするのか、どんなスケジュールで動くのかなどを解説します。

介護職の準夜勤って何?

準夜勤とはどういった働き方なのでしょうか?知っておくことで仕事が探しやすくなるでしょう。

準夜勤とは?

介護職の準夜勤は、夕方から深夜の時間帯に働くことを指します。働く時間は職場によって異なり、16時くらいから働きはじめる職場が一般的です。しかし、職場によっては12時や22時スタートなど、さまざまな条件があります。

準夜勤で働こうと思った時は職場の勤務スタート時間をチェックするようにしましょう。準夜勤がある職場は3交代で働くようになっています。準夜勤のない職場は日勤、夜勤と2交代制です。

夜勤との違いとは?

準夜勤でも勤務スタート時間が夜開始になる場合もあります。夜勤とはどんな点が異なるのでしょうか。

準夜勤は夕方や夜に勤務スタートとなりますが、次に夜勤の人がいるため勤務時間が8時間前後になっているのが特徴です。2交代制での夜勤は16時間と長い勤務時間のケースが多く、日勤の人と交代します。

準夜勤は約8時間労働になるため、次の日も仕事になります。夜勤は1日に2日分働くような働き方です。約16時間働くことになり、いわゆる夜勤明けといわれる翌日は公休になることが多いです。

長時間働くのが不安という方は3交代制の職場を探してみるのもよいでしょう。多くの職場では2交代制が取られていますが、規模の大きな職場で比較的3交代制が取られています。

介護職における準夜勤の仕事内容

準夜勤の場合、どんな仕事を行うのでしょうか?介護の仕事を探そうか迷っている方は参考にしてみてください。

準夜勤の仕事内容

16時勤務スタートの場合の主な仕事内容について解説します。

夕方からの勤務のケースでは、夕ごはんの準備や食事の介助などが最初のメインの仕事となるでしょう。薬を飲む際の介助、口腔ケアなども行います。夕食が終わってから寝る時間まではフリータイムとなっている施設が多いため、利用者の対応をすることが多いです。

その後はトイレの介助やおむつの交換をして寝る準備を行いましょう。21時、22時頃に消灯後は部屋の巡回、コールへの対応などを行い業務の記録を記入します。

夜勤の人が出勤してきたら引き継ぎを行って勤務終了です。高齢者は、昼間は元気そうにしていても、夜に体調を崩すこともあります。仕事中に気になることがあったら夜勤の人にしっかり引き継ぎを行いましょう。

準夜勤の利点や欠点

準夜勤は8時間前後のシフトのため、2交代の夜勤と比べると勤務時間が短いです。そのため介護職で初めて働く方、長時間勤務や深夜勤務は不安という方は準夜勤で働いてみてはいかがでしょうか。

夕方や深夜の仕事に慣れてきたら稼げる夜勤にうつるといったこともできるでしょう。準夜勤の多くは勤務時間の後半は22時以降になるため夜勤手当がつき、日勤より稼げるのが利点です。

欠点としては準夜勤と日勤の両方のシフトに入る際には、準夜勤の後にあまり休めないまま日勤に入るケースがあるでしょう。また準夜勤の場合、帰る時間が深夜になってしまうため電車やバスなどの公共交通機関は利用できないことが多く、車や自転車などで深夜に帰宅しても問題ない方しか働けません。

電車で遠方から通勤したいという方は働くのが難しいでしょう。また仕事帰りにスーパーや薬局など空いていない店舗が多いので、仕事帰りに用事をすませにくいというのも欠点のひとつです。職場によってはタクシーチケットを支給しているところもあります。帰宅方法については確認しておきましょう。

介護職の準夜勤の勤務スケジュール

16時勤務開始の場合のスケジュール例について、簡単に説明します。

16時~19時

出勤し、日勤からの引き継ぎをおこないます。その後は、夕ごはんの準備や食事、服薬介助、口腔ケアを担当します。19時は利用者がフリータイムになることが多いため、利用者の対応をします。

20時~23時

まず、就寝準備に入るため、トイレの介助やおむつ交換をおこないます。その後は、就寝時間となるため、見回りや利用者からのコール対応をします。

0時~1時

深夜帯に入ると、コール対応を行いながら引き継ぎのため記録業務をおこなうことになります。そして1時になれば、夜勤の人がくるため引き継ぎを行って退勤となります。

以上が大まかな準夜勤のスケジュールになります。夜から朝がシフトになっているケースでは夕ごはんの対応がなくなり、朝起きた時のトイレの介助、おむつ交換、朝ごはんの準備や介助が業務内容になるでしょう。

まとめ

介護業界で働こうと思って求人をチェックしていると、準夜勤の募集をしている場合があります。介護職は2交代制の割合が多いので、経験者でも準夜勤の経験がない方もいるでしょう。

準夜勤は3交代制になるので一般的な夜勤のように長時間勤務をしなくてよく、体力に自信のない方でも挑戦しやすいです。また勤務時間が22時以降にかかることが多いく、割増料金や夜勤手当があり日勤より稼げるという利点があります。

欠点としては深夜や早朝に仕事がおわるため公共交通機関が使えない点です。暗い時間に帰ることになるため、安全に帰れる手段がある方は準夜勤で働いてみてはいかがでしょうか。

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