【11月】介護職の給料は低すぎる?平均給与額と年収アップの秘訣をご紹介
高齢化が進んだ日本で、なくてはならない仕事といわれているのが「介護職」です。介護職は今後ますます増加することが予想されます。それほど現在の日本にとって介護職は重要な仕事です。ところで介護職は「給料が低すぎる仕事」といわれています。一体なぜでしょうか?今回は、介護職の給料が低すぎる理由について詳しくご紹介します。
介護職の給料は低いとされる理由
現在の日本で増加傾向にある仕事の1つが介護職です。そんな中、介護職は給料が低すぎる仕事ともいわれています。
こちらでは介護職の給料が低すぎる理由について詳しくご紹介します。
理由① 介護職は未経験でも働ける仕事だから
1つ目の理由は、介護職は未経験でも働ける仕事だからです。実は介護職は未経験からの転職が非常に多い仕事です。介護業界のおおよそ30%以上は未経験からといわれています。
現在も介護業界は未経験からの転職を積極的に進めています。そのため今後もますます未経験からの転職が増えることでしょう。ただし未経験でも働ける仕事だからこそ、介護職の給料は低く抑えられています。
理由➁ 介護職は無資格でも働ける仕事だから
2つ目の理由は介護職は無資格でも働ける仕事だからです。一般的に介護職は、有資格者しかできない仕事というイメージがあります。ところが実際は、無資格者でもまったく問題なく働くことができます。
無資格者でも働くことができるわけは、現在進行形で介護の需要が拡大しているからです。そのため無資格者でも、介護施設は喜んで採用してくれます。ただし無資格でも働ける仕事だからこそ、介護職の給料は低く抑えられています。
理由➂ 介護職は非正規職員としての雇用が大半だから
3つ目の理由は、介護職は非正規職員としての雇用が大半だからです。介護業界に詳しくない方からすると驚くかもしれません。実は介護業界は非正規職員として働く方が全体の半数以上もいる業界です。そのため介護業界は非正規職員に依存している業界なのです。
介護業界は非正規職員としても働けることから、自分のペースで無理なく働きたい方の需要を大きく満たしています。よって時間に余裕がある主婦や高齢者が積極的に応募している状態です。ただし介護職は非正規職員でも働ける仕事だからこそ、介護職の給料は低く抑えられています。
介護職の平均給与額と年収
介護職は給料が低すぎる仕事といわれています。では一体いくらなのでしょうか?こちらでは介護職の平均給与額と年収について詳しくご紹介します。
介護職の平均給与額と年収はいくらなのか?
介護職の平均給与額と年収はいくらなのでしょうか?こちらでは厚生労働省発表の「令和4年賃金構造基本統計調査」をもとに介護職の平均給与額と年収について詳しくご紹介します。
調査対象は平均年齢を44.2歳とし、平均勤続年数を7.9年とします。介護職の平均給与額は約25.6万円です。平均ボーナス額は約53.9万円です。
平均年収は約362.9万円になります。ちなみに平均年収約362.9万円は、全産業の平均年収と比較しても決して高い給与水準ではありません。低い方に位置しています。
ただし、今後ますます介護職の需要が増えることから、人員確保の観点から介護職の平均給与額と年収を徐々に増やしていくのではないでしょうか。
介護職の給与アップする方法
介護職の給与をアップするには一体どうすればよいのでしょうか?こちらでは介護職の給与をアップする方法について詳しくご紹介します。
より給与の高い介護施設に転職する
1つ目の方法はより給与の高い介護施設に転職することです。介護職の給与の額は、勤務している介護施設で決まります。給与の低い介護施設で働き続けても給与はなかなかあがりません。給与をアップするには、より給与の高い介護施設に転職することで給与をアップすることが可能です。
より上位の資格を取得する
2つ目の方法はより上位の資格を取得することです。介護職は無資格者でも働くことはできます。ただし給与をアップするには無資格のままではいくら頑張ってもアップしません。給与をアップするにはより上位の資格を取得することで給与をアップすることが可能です。
介護職には、介護福祉士実務者研修、国家資格となる介護福祉士などの資格があります。これらのより上位の資格を取得するほど資格手当がどんどん加算されていき給与がアップします。
より上位の役職につく
3つ目の方法はより上位の役職につくことです。介護施設にはさまざまな介護職員が働いています。介護職員をまとめるために、介護施設には役職が設けられています。
下から順に、介護スタッフ・副主任・主任・リーダー・管理者・施設長です。介護施設によって役職の名称は若干異なります。当然、上位の役職につくほど給与はアップします。給与をアップするには、より上位の役職につくことで給与をアップすることが可能です。
まとめ
今回は、介護職の給料が低すぎる理由についてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、介護職の給料が低すぎる理由とは介護職は未経験でも働ける仕事だから、介護職は無資格でも働ける仕事だから、介護職は非正規職員としての雇用が大半だからなどです。せっかく介護職で頑張っているので、できれば給与をアップしたいところです。給与をアップするもっとも効果的な方法は、より給与の高い介護施設に転職することで給与をアップすることが可能です。本記事が介護職の給料が低すぎる理由について詳しく知りたい方に届けば幸いです。